魔女の黒髪天使の金髪

図書館を彷徨っていたときになんとなく見つけて借りてみた。前書きを読むと、西洋の金髪と東洋の黒髪を比べて云々、などとありましたがそれは前半だけ。後半は黒髪についてのよもやま話が続きます。書籍として一貫性に欠けるなぁとは思っていましたが、どうもエッセイをまとめたものだとの記述をみて納得。黒髪マニアの俺としては結構楽しめたのですが、元々が90年代の前半に出版されたものなので、その当時についての記述がさすがに多いです。曰く、最近は赤い髪も増えてきた…とか。今なんか街中だと黒髪の方が少ないんじゃ?と思える有様なので、この筆者が今の時代に即して続編みたいのを書いたらそれはそれで面白いかなぁと思ったり。実際、同じボリュームならば黒よりも色を抜いた方が軽やかに見えるのは事実なのだろうけど、さすがにこうも栗だの茶だのあまつさえ赤なんてのがそこら辺を闊歩しているこの時代はどうなのよ?と黒髪マニアの俺は一人毒づいているわけですが(笑)